1から生み出した商品が、
世の中に出る喜び。

技術系総合職

坪山 真也SHINYA TSUBOYAMA

HI事業部 HI事業工場 開発課
2016年入社

新入社員研修、技術系新入社員研修を経て、入社半年後にHI事業部開発課に配属。散水用品と浴室シャワー用品の新商品開発に携わる。2年目の春に、シャワーヘッドの中に入る浄水カプセルの開発を初めて主担当として行った。

開発から販売まで携われる
タカギのものづくりに惹かれて。

小学生の頃のレゴ遊びで、頭に思い描いたものを作る楽しさに目覚めました。開発の一部しか携わることができない大手企業に比べ、自分が設計したものがお客様の手に届くまで携われるタカギのものづくりに惹かれ、インターンシップで職場の和やかな雰囲気を肌で感じたことも後押しとなり、入社を決意しました。現在所属しているHI事業部の開発課は、ガーデニングなどに使う散水用品や、浴室のシャワー製品の新商品開発を行う部署です。複数のプロジェクトが同時に進んでおり、約10人のメンバーがそれぞれ担当する商品や構成部品の設計を行っています。私も配属から半年経った頃に初めて1部品を担当。CADモデルや図面製作と、初めてのことばかりでしたが、上司や先輩方にフォローしてもらいながら一つずつ身に付けてきました。

若手でもリーダーとして
新商品開発に携われる環境。

印象的なのは2年目の春、浴室のシャワーヘッドに取り付けて塩素を分解する浄水カプセルの開発に、初めてリーダーとして携わったことです。肌が弱いお客さまからの「水に含まれる塩素を取り除いてほしい」との声が開発のスタート。シャワーヘッドの形状は変えず、カプセルを中に入れるだけで使えることがミッションです。製薬会社との共同開発チームで、自分を入れて3人の社内メンバーでカプセルのハード面を作り、塩素分解のノウハウを持つ製薬会社の方と意見を交わしながらプロジェクトを進行。一定期間の除去性能を保ちながらコンパクトな形状にするため、最適解を見つけるのに苦労しました。量産化まではさまざまな問題や構造変更が発生しましたが、とてもいい経験ができました。この商品は現在、日本はもちろん海外でも発売されています。

ものづくりが好きな気持ちを大切に
細部にまでこだわる。

散水用品の開発は、企画から発売まで1年弱。市場の変動が激しいなか、お客さまのニーズにマッチさせるためスピーディな開発が求められる分野です。そうした意味では、営業部門の市場リサーチがスムーズに現場まで伝達される職場環境が、スピード感ある開発につながっていると感じます。開発は、試作、金型、成形、組み立て、量産化と全ての工程に携わることができる部署です。幅広い知識が必要ですがその分やりがいもあり、市場に出た時の達成感も大きいものです。開発に携わる人間として大切にしているのは、「ものづくりが好き」という想い。好きだからこそ細部までこだわれますし、使う人のことを考えて作り込むことができます。画面上で1から生み出したものを、具現化して届けられることがこの仕事の最大の魅力。今まさに、思い描いた働き方ができています。

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