考えることと学ぶことにいつまでも貪欲であり続ける
株式会社タカギの創業者であり、現在は会長職に就いている髙城寿雄。一代で業界トップの企業を築き上げた彼の原点は、幼少期の「家事を楽にしたい、早く終わらせたい」という素朴な想いにありました。少年時代の髙城は一言で表せば、いたずらっ子で発明好き。小学生の頃は近所でいろんないたずらをして楽しんでいたようですが、中学生になるといたずらを考える発想力が発明につながっていきます。山で薪を集めるときにはソリを作って効率よく運び、「ごはんを早く食べたい」と思えば七輪用の集風器を自作して楽に早く火を起こせるようにするなど、日常の暮らしの中で数々の発明品を作っていました。こうした発明を繰り返すうちに発明展入賞者の常連となり、「発明少年」として知られるようになります。
そんな髙城も、高校の校風が合わず、中退や転校などの挫折を経験しています。高校卒業後は、仕事を転々とした後に「ホームゼネラルサービス」という事業者名で修理業を始めました。それから1年後の1961年にタカギの前身「髙城精機製作所」を設立。当時は「社会で一儲けしてから大学に入ってみせる」と心に決めていたとか。その決意の通り53歳にして立教大学に入学し、さらに67歳で一橋大学の大学院に進学。このようなハングリーに学び続ける姿勢が、新たなアイデアを生み出す原動力につながっているのかもしれません。
