追求する精度は、1000分の1mm。

追求する精度は、 1000分の1mm。

タカギの事業は、金型事業から始まりました。60年以上かけて培われてきたその技術はとても高く、1000分の1mmの精度を追求しています。実は製品をつくるための型から自社で作れるメーカー企業は珍しく、高精度な金型の製作技術とノウハウが、タカギの自由度の高い商品開発を可能にしています。

INTERVIEW

浄水器でも散水用品でもなく、金型こそがタカギの原点

「金型」というものをご存じでしょうか。普段はあまり耳にしない言葉ですが、世の中の多くの製品を作るためにとても重要な役割を果たすもので、鯛焼きを作る際に使われる鉄板のように同じ形の部品を効率よくたくさん作ることができる金属製の型のこと。今では多くの方々に「浄水器や散水用品のメーカー」として知られるようになったタカギですが、前身である「髙城精機製作所」の創業当初から手掛けてきたものがこの金型なのです。

1961年、プラスチック容器の金型を依頼されたことをきっかけに、創業者・髙城寿雄は自宅の車庫を工場に改造して金型製作に取り掛かります。高度経済成長の真っ只中とはいえ、当時は九州でも金型メーカーが珍しかった時代。髙城は独学で金型製作を始め、新たな職人たちを仲間に加えながら技術力を高めていきます。その後は家電製品の金型を製造できるまでになりましたが、1973年の第一次オイルショックによる不況を機にメーカーからの金型発注が激減。この経験を糧に景気に翻弄される下請けから自社製品を開発・製造するメーカーへ転身することを決め、1979年に「株式会社タカギ」が誕生したのです。

金型製作に取り組む創業者の髙城寿雄 写真
金型製作に取り組む創業者の髙城寿雄

最新鋭の機械と職人の手仕事から驚くほどの高精度が生み出される

1980年代以降、メーカーとして散水用品や浄水器の開発で成長を遂げてきたタカギですが、創業から今日まで60年以上金型事業を続け、その技術を大切にしてきました。というよりも、自前の金型技術があったからこそ、商品のアイデアをスピーディーに開発につなげることができ、緻密な構造や高いデザイン性を持つ製品を生み出すことができました。「開発力の要は金型の技術」と言っても過言ではないほど、私たちにとって重要なものだと考えています。

実はこの金型製造の技術は、すべてのメーカー企業が保有しているものではなく、外注している場合も多いのです。実際にタカギは自社製品以外にも自動車や日用品、家電、医療機器など他社製品を含めた幅広い分野の金型を製造しており、これまでの製造実績は約8,700型を誇ります。それだけ社外からの信頼も厚いタカギの金型技術は、製品の品質を高めるため、また成形時のロスを減らして製造効率を高めるために1000分の1mmという精度を追求しています。しかもそれは、最新の製造機械を用いながらも仕上げは金型職人による手仕事。最新鋭のテクノロジーでも難しい自由曲面の研磨は人の手で行います。機械の力と人の手による金型は、タカギのものづくりの原点であり、一貫生産体制を可能にする大切な技術のひとつ。そしてその技術は、タカギの金型工場で熟練の職人からこれからのタカギを担う若手へと連綿と継承され続けているのです。

金型を削るマシニングセンタ 写真
金型を削るマシニングセンタ。プログラムを入力すれば自動で削ることが可能。
散水ノズルのシャワースクリーン部分をつくる金型 写真
散水ノズルのシャワースクリーン部分をつくる金型
追求する精度は、1000分の1mm。

追求する精度は、
1000分の1mm。

タカギの事業は、金型事業から始まりました。60年以上かけて培われてきたその技術はとても高く、1000分の1mmの精度を追求しています。実は製品をつくるための型から自社で作れるメーカー企業は珍しく、高精度な金型の製作技術とノウハウが、タカギの自由度の高い商品開発を可能にしています。

水とグラスのイメージ写真